小田貴史
柔道整復師
機能訓練指導員
DNM-JAPAN認定セラピスト
現場歴20年
生年月日1978年3月25日
大阪生まれ鳥取育ち
DNMとの出会い
学生時代にスポーツで怪我をして整骨院に治療に通ったのがきっかけで、自分も痛みに悩む方の力になりたいという思いでこの業界に入りました。
なかなか改善しない症状に出会うたびに、悩み、本を読み、色んな療法を学びにいきました。
臨床経験は20年ほどになります。昔より対応できる症状は増えてはきましたが、思うように結果が出ない事も多々ありました。
同じ症状の別の方に同じ施術をしても同じ結果が出ない事も多々あり、同じ方に同じことをしても毎回結果が違うこともあります。
漠然とした疑問を感じながら、何か学ぶべきものはないかと迷走していた時に出会ったのが「DNM」でした。
今まで自分が学んできたものとは全く違う考え方でした。
他の徒手療法とDNMの違い
「DNM」は最新の徒手療法でもありますが、1つの普遍的な概念でもあると思います。
その大きな1つが「痛みは組織が出しているものではなく、脳が出しているもの」ということです。
誰もが痛みが出ているところに問題があると考えます。確かに怪我であればその通りです。
でも実は組織自体に問題がなくても、怪我が治っていても、痛みを感じることがあります。逆も然りです。
人の痛みというものはシンプルなものではなく、多くの要素が複雑に絡み合って起こる脳の反応であり、他の人が推し量れるものではありません。
既存の徒手療法では筋肉や骨格、筋膜などの組織が重要だと考え、組織を変えることを重要視してきました。
そうすることで痛みが改善されると信じられてきました。
症状が改善しないのは、まだ損傷が残っているからであると判断され、手技自体の問題や、それ以外の可能性を模索することはあまりありませんでした。
治るためにどう考え、どうアプローチするのか
「DNM」では痛みの正体は「脳を含めた神経系」の中にあり、皮膚に触れることは「皮神経」を介して脳に触れることだと考えます。
圧痛点と呼ばれる押すと痛い箇所は筋肉や筋膜ではなく神経の循環不全箇所だと考えています。
「コリ」と呼ばれる筋肉が硬い状態も、筋肉自体が原因ではなく、侵害刺激による脊髄の逃避反射です。
その状態を改善させるには、皮神経とその血流が変化するように、スキンストレッチ(皮膚の伸展)を行います。
筋肉の中などを通る深い神経は、関節を曲げることで神経自体を短く太くして血流を促します。
神経系が警戒しないように全ての手技は優しくゆっくり行います。
私の提供できること
他の徒手療法を否定するわけではなく、今まで重要視されていなかった「神経系」を大切にすることで、既存の徒手療法も最大限効果を発揮できると考えています。
私は全力を尽くしますが、「治してやろう」などとは考えません。
なぜなら治しているのは私ではなく患者様の神経系の持つ自然治癒力だからです。
私ができるのはそのきっかけを与えることだけです。
ですので‘‘私が「治す」‘‘のではなく‘‘あなたが「治る」‘‘が正しいのです。
当院では不必要で妥当性の低い手技は行わず、患者様お一人お一人に合った神経ケアを提供したいと考えております。
投稿ブログでは最新の疼痛科学と神経生理学をベースに有益な情報を投稿していきます。