こんにちは。
だんだん整骨院の小田です。
今回は「痛み」についてです。
「痛み」って一言で言っても色々ありますよね。
それを言葉で説明するのって難しいですよね。
どんなに痛みを上手に表現しても他人は想像することしかできません。
実は「痛み」の定義はあります。
国際疼痛学会(IASP)っていうのがあって、去年41年ぶりにその定義を改訂して発表しました。
それによると「痛み」とは、
「(和訳)実際のまたは潜在的な組織損傷に関連した、あるいはそれに似た、不快な感覚的および感情的な体験」
わかりづらいですね(;^_^A
この定義には注釈もついているんですが、長いからまとめます。
「痛みは個人の主観だから、他人がはかれるものではない。」
「その人が痛いというなら痛いし、痛くないというなら痛くない。」
「どんな損傷や画像検査上の異常があっても、本人が痛くないというなら痛くないし、逆に何の問題もなくても、本人が痛いというなら痛いということ。」
って感じになります。
省略しましたが、その注釈の中に
「痛みは常に主観的な体験であり、生物学的、心理学的、社会的要因によって色々な程度の影響を受ける。」
というのがあります。
つまり、身体の問題だけでなく、心理学的、社会的要因も複雑に絡み合って「痛み」になります。
今までの治療法はこの「生物学的」な面ばかり重要視されてきました。
「筋肉」「筋膜」「骨盤」「関節」「歪み」「筋力」なんかがそうです。
もちろんそれらは大切です、痛みを治すには「心理学的」「社会的」要因も考えなてはなりません。
それらも考慮したサイエンスベースの徒手療法が「DNM」です。
「DNM」はアプローチ内容はもちろんですが、
問診での聴き方や、痛みとは何かの説明や、態度や表情も意識してクライアントと接するという考えがあります。
何よりカインドネス(優しさ、親切さ)を大事にしています。
親身に話を聴くだけでも痛みが緩和する患者様もいらっしゃいます。
間違っても
「あなたは骨盤が歪んでいるから腰痛が治らないんです。」
なんて言ったらだめです。
「あなたの痛みの原因突きとめて、根本治療します!」
これも実はかなり難しいです。
痛みはそんな単純なものではないし、原因はひとつじゃありません。
何より痛みを治してるのは治療家側ではなく、患者様です。
治療家はあくまできっかけを与える役割です。
今回、一番言いたかったことは、
「痛みに悩んでる人に痛いことしたり、マイナスな発言したらだめ!」
ということです。
皮膚に優しくアプローチする「DNM神経ケア」をお試しください。