だんだん整骨院では慢性痛の方にはマッサージはしません。
整骨院や整体院、リラクゼーションサロンで、色んな治療法を謳い、効果を喧伝していますが、なんだかんだ言って結局マッサージしていることが多いです。
しかし、慢性痛に悩んでいる方にマッサージは不要なのです。
むしろ悪くなる可能性すらあります。
特に強くマッサージをした場合はリスクがあります。
皮神経や皮膚の血管や表皮、場合によっては筋肉の線維も傷ついてしまいます。
組織が傷つくと炎症も起こり修復過程で痛み物質を放出します。
「揉み返し」という名の損傷が起こります。
もみ返しは、好転反応などと説明されることもありますが、れっきとした「損傷」です。
特に強いマッサージや太い鍼の場合は、少なからず損傷が起こっている可能性が高いです。
神経の問題があれば、余計に問題を大きくしてしまいます。
だから揉みません。
ですので肩こりや腰痛などの慢性痛で悩んでいるのであれば、強いマッサージはおすすめできません。
痛みで一時的に鎮痛は起こりますが、逃避反射が起こり筋肉の緊張は増えてしまいます。
また神経の炎症も増え、脳が痛みに敏感になってしまいます。
治しに行っているつもりが身体を悪くしていくのです。
慢性痛にお悩みの方は
やさしく、優しく、心地よく、身体の反応や感覚に合わせた「皮神経へのケア」をお勧めします。